供養での説法

今日は、ご供養をご依頼いただきありがとうございました。少しだけお話をさせていただきたいと思います。宜しくおつきあい下さい。

さて、仏教は「人生は苦である」と説きます。生きるというのは苦しいことであるというのです。

何故でしょう?

苦という漢字は、私たちにはどうすることも出来ない「時の経過」を表す漢字です。漢字の作りを見れば一目瞭然です。「くさかんむりに古」と書きます。青々した草花が時の経過と共に枯れて、終いには散ってしまうのです。きれいに咲いている草花他たちにはどうすることも出来ません。ただ時の経過と共に自然にそうなってしまうのです。

もうどうしようもないこと。これが苦なのです。人生は苦である。まさに仏教の悟りと言えましょう。

有名な漫談師・綾小路きみまろさんは「あれから40年」と言って笑いを誘います。聴いているお客さんをけちょんけちょんに言うのですが、怒られること無く笑いを誘います。時の経過と共に自分に起こる変化を誰しもが思うからなのでしょう。

今日は故人様を一緒にご供養しました。今は私たちがご供養しましたが、いずれご供養される時がきます。確実にやってきます。まさに苦しみです。人生は苦であるのです。

この苦を解決するにはどうするのがいいでしょうか?私は自分が生きていたことに感謝してくれる人がいることだと思うのです。ちょうど今日、皆様が故人様のことを偲んだように。

仏教的な苦を解決するには、大きな命の営み・継続性を意識することです。これ以外に、この苦からの解放はないと思います。大きな命に目を向け、過去の命に感謝し、未来の命に繋いでいく。これ以外に苦から逃れる方法はないのです。私はこう思っています。

皆様が今日、故人様を偲んだのは最高の善行です。故人様の苦しみを解消しているのですから!そして大きな命の営みに思いを馳せているのですから。

小さなお子様も静かにご供養していましたね。家族みんなでご供養するのはとても大切なことです。みんなでやるから大きな命に思いを馳せられるのです。そして故人様も喜ぶのです。

今日は皆様はとっても功徳を積んだのです。きっとご先祖様、故人様のご守護を得られることでしょう。そして良い果報となって皆様のもとに返ってくることでしょう。

お疲れ様でした。これで本当にご供養を終わりにいたします。ありがとうございました。


こんなお話をしてきました。思い出しながら備忘録として書き起こして起きます。最後までお読み下さり、本当にありがとうございます。

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