相談事例) お墓の相続

「私、このまま結婚もしないと思うし…、墓を守るのは難しくなるわ…。どうしたらいい?」

先日、お参りに来られた方からのご相談です。

この方には、兄弟姉妹がいますが、結婚されている方、未婚の方それぞれいます。結婚されている方にはお子さんもいますが、性が違います。そして結婚している方はお墓を自分たち用に建てています。

問題となっているのは、この兄弟姉妹のお墓をこれからどうするか?ということです。このお墓にお参りに行くには何時間もかけていかなければなりません。お墓のある場所には知り合いがほとんどいません。このような事情で、お墓参りも年に一回、数年に一回といった感じだというのです。

甥や姪も一応、血がつながっているからお墓を守る資格?はあるのだろうが…、ちょっと気が引けるとのこと。

こういう状況で困っている方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

以下は当教会の考えです。いろいろとこだわる方はいらっしゃると思いますが、ご相談者様の悩みに一番だと思える、そして最も実現しやすい方法として答えさせていただきました。

結婚している兄弟姉妹さんが作ったお墓を一緒に使うというものです。ご実家のお墓を墓終いして、こちらのお墓と一本化するのです。その際、墓標を○○家先祖代々とせず、信仰の証である南無妙法蓮華経のお題目にするのですと。幸い、両家とも当教会とご縁がありますので、お題目を墓標にするならば問題ないかと思いますと。

お墓というのは、子々孫々で守っていくのが前提の建立物です。みんなで守っていくからこそ価値があるのだと当教会は考えます。だから子々孫々で守っていける形を維持していく必要があります。守っていけないのではないかと思ったら、今までの形を変えてみてもいいと考えています。

今回のご相談者様の場合、宗旨が同じですし、血のつながった甥や姪もいるのです。だからお墓を一つにすることで、子々孫々で守っていける形にすることが出来ると考え、お答えしたのです。

注意することは、上の答えはすべてに当てはまるということではないということです。例えば、二つの家の宗旨が違ったり、片方(両方)のお墓が菩提寺の中に立っていたりすると、上の答えでは解決が難しいでしょう。その場合は、新たな答えを見つけないといけないと思います。

ご相談者様は、なんとなく納得してくださったような感じでした。

本当は当教会に収骨する建物があれば一番いいのでしょうが…、どうにかできないかと悪戦苦闘しているこの頃です。

最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。