一周忌

昨日は、有縁の方の一周忌を務めさせていただきました。一年という時間は、本当に早い。こう思います。そしてこの間の変化の慌ただしく凄いことと言ったら…。

私たち人間は、こうまで効率化を進めて…、いったいどこへ行こうというのでしょうか?効率化して時間が出来るかと思うと…、別なやることが増えているのですから…。

まあ、有縁の方にお会いして、一年は早いなと感じたのです。

一周忌の霊位様は夫婦仲がとてもよかった方。生前にお伺いすると、早く会わせてよとおっしゃるのです。そのたびに必ずお連れしますといったのでした。

その代わり、お釈迦様の悟った真理の中、最後まで生き切ってくださいとお願いしたのです。

真理とは、人生は苦であるということだと考えています。草冠に古いと書くこの字は、青々とした草が時間の経過とともに枯れていく様を表したものでしょう。つまり時間の経過に伴って起こる様々な変化こそ苦そのものなのだと思うのです。

お釈迦様は諸行無常と言いましたし、四苦八苦とも仏教では教えています。誰もが逃れられない時間の経過という苦しみ。この中を私たちは生き切らなければいけない。お釈迦様はこのように私たちに教えてくださっているのだと思っています。

時間の経過とともに変化せずにいられない私たち。でもこの変化では善い変化も悪い変化も両方起こりうるのです。

これを一寸先は闇と表現すると、なんだか未来は不安なものになってしまいます。しかし何が起こるかわからないのだから、きっといいことが起こるのだと希望を持てれば、勇気をもって生きていけるのでしょう。宗教・信仰の意義はここにあるのだと考えています。

人生は苦である。でもこの苦は必然。これにどう意味づけするかによって不安になったり希望を持てたりするのでしょう。

同じ事を体験しても、苦しいと感じるか楽しいと感じるかは人それぞれ。その人の気持ちの持ち方次第です。

お釈迦様も必然である苦の中で、どう生きるかはあなたの心持次第ですよとおっしゃったのではないでしょうか。

なかなか難しいことではありますが…。お題目信仰により、お釈迦様の教えられたことの万分の一、億万分の一でも伝わったらなと思った次第です。

一年は本当に早いです。もう令和元年も後半戦ですから…。

最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。