実現させる
自己実現というそうです。
きっと
自分の思い描く理想の自分を目指すことなのでしょう。
素晴らしいことだと思います。
ただ懸念もあります。
それは
私たちは誰でも
少なからず自己中心的ということ。
こういうものが銘々で自己実現にまい進したら、…。
あまり優しくない世界になりそうです。
仏教はだから空とか中道とかを説いています。
ようするに
「ほどほどにな」
という教えです。
自分ばっかりではだめという事です。
自己実現を目指すのは良いとして、
でもほどほどになというのです。
またある程度理想に達したと満足できたならば、
以後は周りを助けるようにしなとも教えます。
自己中心的な私たちが何かを成し遂げる時、
それは多くの人を踏みつけ、押さえつけている可能性が高いからといいます。
要は力を持ったならば、力なきものを助けろという教えです。
今は力なきものが、力をつけられるように助力するべきだというのです。
出る杭を打つのではなく、才能の開花を助けていこうというのです。
ほどほどが大切。
そしてほどほどに満足できたら、
そうなっていない人を助けて引き上げよう。
こういうことなのでしょう。
なるほど、
これならきっと今より優しい世界になるのではないでしょうか?
私はこう思ったのです。
仏教を信仰して、ほどほどという精神を身につけていきたいものですね。