人は…

どうしても過去を引きずってしまうものです。

過去の失敗とか

過去の栄光とか

・・・

失敗や栄光を基にして、

今の自分を考えていきます。

過去にあんな失敗した自分なんてとか

自分は昔あんなに輝いていたのだからこんな自分であるはずないとか。

つまり

過去の出来事から、

今の自分を形作り、

今の自分から、

未来の在り方を想像するのです。

これは、

仏教が説く「因果の法則」です。

原因となるものがあって、

その原因に相応しい結果が得られるというのです。

でもこの因果の法則。

あまりにも自分の思い通りにならないことが続くと、

どうでもよくなってしまいます。

なんでもいいから、自分の思い通りにしようと

因果の法則を度外視して行動し始めます。

こうなると、動物と一緒。

強いものが弱いものをどうにかできる野生の世界と考え方が一緒です。

人は動物ではありますが、

因果の法則をわきまえて生きるから

単なる動物とは違うのだ。

こう仏教は言います。

自分の力やパフォーマンスを誇示して

思い通りにするのではなく、

良いことをして、

徐々に周りに認められるようになり、

良い結果を得ていく。

これが私たち人間の生き方だと。

競争が激化して、

一刻も休まるときがなくなった現代社会。

ついつい、因果の法則などに従っていたら、ずっとこのままの自分だと投げ出したくなることもあることでしょう…。

このような厳しい社会ですけれど、

仏教が説く

人としての生き方を

忘れずに生きたいものです。

必ず、良い行いは報われるものだと強く信じて!!

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