私は、
大聖人の著書で最も大切なのは、
「立正安国論」だと思っています。
この著書には、
大聖人のご生涯を通じての
大理想が示されています。
この大理想をどうにか実現させたいと、
大聖人の、
一見過激にも見える
布教活動があったのだと思います。
この著書で説かれる大理想は、
私たちが生きているこの世での
体現を求めています。
死後に行くといわれる
天国や浄土を目指す救いではなく、
今生きているこの世を
良きものにしていこうという救いです。
この著書には、
旅人と坊主が出てきて問答します。
旅人は、今の世間のあり様を憂いており、
坊主は、その憂いに自分の信仰をもって答えていきます。
そしてお題目信仰へと導こうとします。
有縁の方々、
どうか
この著書を読み、
少しでも
大聖人の大理想に
触れていただきたいと
ねがっています。
当教会でもご紹介できるようにしていこうと思っていますから。