法華経の壽量品に出てくる
久遠実成本師釈迦牟尼仏
=本佛
が導いている世界はとても広大です。
いろいろなお経に出てきますが、
ここでは簡単に書いておきます。
まず私たちが生きている地球
この地球を一つの世界とカウントしましょう。
この世界だけでも私たち人間にはあまりにも広大ですね?
この世界が1000個集まると、小千世界(しょうせんせかい)です。
そしてこの小千世界が1000個集まって、中千世界(ちゅうせんせかい)となります。
そして、そしてこの中千世界が1000個集まると三千大千世界(さんぜんだいせんせかい)とします。
三千大千世界は、地球を一世界とするならば、地球の1000の3乗個となります。つまり地球10億個です。
とてつもなく広大な世界です。これだけで、もう無限といってもいいほどです。
お経には、この三千大千世界に莫大な数を乗じてなお乗じた数以上の世界が本佛の導きにあずかれる世界だと説かれています。
仮に私たちが認識する宇宙。この宇宙の中に地球と同じような星がどれほどあるか?想像してみます。私は、100や200,1000くらいはあるのではと想像します。でも多くて1000個です。先ほど書いたところでいうと、小千世界です。
他は、私たちが認識できない別な空間(宇宙)となります。そしてこんな空間を1000集めて、中千世界…。
さらに中千世界を1000集めて…、三千大千世界…です…。
もうなんだかわかりません(苦笑)
こんな世界がすべて本佛の影響(導き)を得る世界だというのです。その中の存在は、全て本佛の弟子だというのです。
弟子として、生まれ、役目をはたして、死ぬ。死んだら終わりではありません。前世の行いに見合った存在として、また本佛の世界のどこかに生まれ変わります。一般には輪廻といわれるものです。
このようなことを続けて、私たちが生きる三千大千世界が本佛の世界として完全に顕現する(真なる姿に戻る)まで、私たちの輪廻はどこまでも続いていく、のです。
この輪廻、私たちにとって、業なのか?祝福なのか???と考えてしまいます。
本当に広大な世界観ですね…。