一つのものとして考える。
この頃、このように思うようになりました。
例えば、仏教で説く因果論。
原因があって、結果が生まれる。
この因果論ですが、原因と結果に時間的な差が生まれます。
一つに考えるならば、
原因となる行為をしているその時に、何らかの結果が発生している。
こう考えることになるでしょう。
否、こう考えていきたいのです。
だって何かを始めたからと言って、自分が思い描く結果を手にできることはあまりないのです。
自分が思い描く結果が出なければ、それまでやってきたことが無駄というのではあまりにも悲しいでしょう。
何かを手にしたいと行動を起こす。
たとえこの行動が自分の手にしたいものに届かなかったとしても、この行動に価値を見出していきたいものです。
頑張ったなと自分で評価したいものです。
もう少しやれたなと自省する材料にしたいものです。
法華経の因果同時という教えです。
原因そのままに結果があり、結果がそのまま何かの原因としてある。
こういう考えです。
つまりは、今の行いにすべてがあるということでしょう。
未来は分からないもの。
いつこの世からいなくなるかもわかりません。
だったら今を大切に!
こういうことだと理解しています。
すべてを一つのもの、一つのつながり、流れとしてみていく。この流れの中、今という瞬間に私たちは立ち会っている(生きている)。だから今を最大限に大切にしていこう。こういう事ではないかと考えるようになりました。
まだまだ考えるだけで、至らないことばかりですが…。有縁の方々、ちょっと書いてみましたので、ご参考にしてください。