時間が経てばたつほど…

ああしてあげればよかった

あんなことで喧嘩などしなければよかった

・・・

今日、法事をさせていただいた方の言葉です。

亡くなった親に対しての後悔ともいえる、これらの言葉。

私には、確かにそうだなと思えたのでした。

皆様はどうでしょう?

親孝行、したいときには親はなし

とはよく言ったものです。

どんなに生前良くしたと思っても、

死後、振り返るといろいろと至らない部分が見つかるものです。

でも見つかったからと言って、もはやどうすることもできない…。

だからこそ、法華経・お題目の教えなのです。

この教えでは、この世は永遠の導き手であるご本佛の世界。

この世界に私たちは、生まれ、生き、死に、また生まれてきます。

この繰り返しがご本佛の理想とする世界になるまで続きます。

つまり亡くなった人は、またこの世に幼き命として生まれているのです。

だから幼き命を大切にすることが、供養になるとします。

そしてまた自分がこの世を去った後、再び生まれ変わるときは幼き命として自分が慈しんだ人々に助けられるのです。

こういう繰り返しで、ご本佛の理想はいつか実現するのです。この教えにおいては、この世の終わりは、ハルマゲドンなどではなく、ハッピーエンドなのです!

親から受けた恩は、幼き・か弱きものへ。子供でも孫でも、そのほか縁あるものでもいいのです。これらの方々に向けることで、親への恩返しとします。

このような考えたならば、不足したと悩む親への孝行も取り返すことができます。

まあ、信仰の問題なのですが…。

一つの考え方として、この方に示したのでした。ご参考まで。

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