患っている病気が治るようにとご祈祷を頼まれることがあります。
でも病を治せるのは、お医者様とご本人です。
当教会では、このように伝え、病気の「気」の方を担当するのだと説明しています。病は気からという気の部分です。
重い病気になると、心が沈むものです。どうしていいか分からなくなるものです。
だから病を過去の因縁によるものということではなく、生きるという事は生老病死のサイクルの中にいるという事。誰でも何かしらの体の不調「病」になるものと考えていただき、その上で治すのだと気持ちを強く持っていただけるようにお祈りをさせていただいています。
あくまで病を治すのはお医者様とご本人です。
ご祈祷による奇跡を否定するわけではありませんが、このような奇跡は早々起こらないものだと考えます。だから気を強く持って、治るのだと思っていただけるようお祈りすることが当教会の当病平癒のご祈祷だと考えています。
ごくごく当たり前のことですが、「宗教・信仰=奇跡の発動」というイメージを減らし、「宗教・信仰=当たり前の事を当たり前に」という風になればと思うのです。
あくまで当教会の意見として。