如来滅後五五百歳始観心本尊抄

概要

日蓮大聖人が法華経を最も優れた教えだと考える根拠となったものは、天台大師が書いた摩訶止観の中にある「一念三千(いちねんさんぜん)」という教えです。

この教えを発端として、仏様がお亡くなりになってだいぶ時間が経った時代(如来滅後五五百歳)の人々の理想とする世界像(すべての人が平常の心で観じて違和感を持たない本尊による導き)を示したものです。