通夜葬儀の流れ① 枕経

日本では、人が亡くなると「通夜葬儀」という宗教儀式をします。

現代では、やらなくてもいいという人が増えていますが…。もしやろうという方のため、その流れを書いておきたいと思います。ただしここで書く流れは、当教会で行う通夜葬儀です。ご了承下さい。

枕経

人が死んだら、すぐに枕経というものをします。現代では、多くの方が病院でなくなります。その後、ご自宅にご遺体を運びます。ここであげるお経を枕経といいます。

このお経をあげるのは、故人の霊魂を落ち着かせるためだと考えます。またご遺族の気持ちを落ち着かせるためでもあります。
どういうことかというと、故人は自分が死んだことにびっくりしているのです。映画などで「幽体離脱」ということが言われますが、まさにあの状態。自分で自分の体を見ているような状態とイメージ下さい。「え、俺は一体・・・???」。このような気持ちでいるのです。
そこでお経をあげて、生死の理を示し、死んだという事実を伝えるのです。

この時、ご遺族の方と話し合い、故人様の生前の様子・人格・一生について話してもらっています。これは葬儀の時に読み上げる「引導文」という故人様の一生の事績などをご本尊に伝える文章を作成する時の参考にするためです。

現代では、枕経をすることは少なくなっています。いろいろな事情があるでしょうが、お寺とご遺族との交流の場であり、通夜葬儀を少しでも良きものにするために大切な宗教儀式だと当教会は考えています。