当教会の信奉するお経は、妙法蓮華経(法華経)です。
このお経は、たくさんある仏教教義を一つの体系にまとめる役目をするものです。
同じ仏教と言えど、教義がたくさんになると、分裂が起こるものです。この分裂をもう一度一つに戻そうと説かれたのが法華経なのです。
こういう性質のお経ですから、一つの仏教教義を説くものではなく、全仏教を通してその芯になるものはなにかということ説いたものとなっています。
ではその芯とは何か。
仏教で一番偉いのはお釈迦様だ。全仏教を通しての本尊(信仰の対象・目的となるもの)はお釈迦様である。
こう説いています。
至極当たり前のことようですが、こうなっていないのが今の仏教界。ご本尊が様々に分かれています。
ご本尊という信仰の対象物が別々になっていたら、一つになるはずありません。会社という組織だってトップが定まらなければ秩序が成り立たないでしょう。仏教も同じです。誰がトップ(ご本尊)か分からなければバラバラです。
だからお釈迦様がどんな仏様よりも一番素晴らしい、偉いとこれでもかと法華経では説かれます。
そして芯を定めることで、仏教の再体系化を目指しているのだと考えています。
法華経の教えによる、お釈迦様を中心にして再体系化された「大仏教」が実現すれば、これを信じる人を仏教に説かれるすべての仏・菩薩、諸天善神がご守護くださるのです。仏教が一つになっているのですから!!
まずお釈迦様をご本尊に定め仏教を一つにしよう。こういう目的で説かれたのが法華経なのです。
ここを知っていただけたらと願っています。