今日からお彼岸。先祖供養を致しましょう!

今日(令和4年9月20日)から秋のお彼岸ですね。お彼岸は一週間あります。ご家族一緒にお墓参りなどのご先祖供養を致しましょう。

自分は無宗教だとお考えの方でも、ご先祖様を供養することは必要(大切)だと思っている方が多いと思っています。自分をこの世に生み出した原因となる存在がご先祖様ですから、先祖供養は大切・必要と思うのだと考えています。

先祖供養をするにあたり、一番身近な方法は「お墓参り」でしょう。しかしお墓が遠い、もしくはお墓がないなどの事情により行動できない方もいらっしゃるのではないでしょうか。でもお墓参りだけが先祖供養ではないはずです。お墓がなくても家にいながら、先祖供養をすることだってできるのです。

一番大事なのは、ご先祖様へ供養すること。お彼岸という尊い期間がせっかくあるのですから、ぜひご家族一緒にご先祖供養をしていただきたいものです。

お彼岸は死者の世界と私たちの世界がつながる期間

お彼岸って何でしょう。いろいろな意見があるでしょうが、当教会では死者の国と私たち生きているものの世界がつながる期間だと考えています。

普段は海水に隔てられた島々が、干潮により徒歩で行き来できるようになることがありますよね?この干潮の時のように死者の国と私たちの世界が交わる期間がお彼岸だと考えています。

もちろん実際の話ではなく、私たちの心の世界の中の話ですが。

先祖供養は生きている私たちが家族と一緒に絶対やるべきこと

あなたはご自分が親孝行だと満足していますか?または祖父母と一緒に暮らした経験があるならば、祖父母に対しても孝行をできたと思えているでしょうか?

当教会がお話させていただく方のほとんどは、親や祖父母への接し方に多少の後悔を持っています。あなたはどうでしょうか?

親という存在に自分で満足する孝行をするのは至難です。あまりにも親から受けた恩が大きいからです。

親が生きている内ならば、喧嘩をしながらも、ちょっとした孝行ができるかもしれません。でもお亡くなりになってしまったら…。もう孝行などできようはずがありません。親から受けた恩だけが大きく残ってしまいます。

この大きく残った恩に対処するのが先祖供養です。先祖供養は大きな命の流れを基に、死後もその人の人生が確かにあったと確認することだと当教会は考えます。

生きている内にはいろいろ迷惑かけたな、いろいろしてもらったな、ありがとう。生きている内にこの恩を直接返すことは出来なかったけれど、私が作った家族を大切にすることで、大きな命の流れを子孫へ繋いでいくよ。これを報恩とさせてもらうねと。

このように思ってご先祖様を供養していくことだと思うのです。だから家族で一緒に行うのが一番いいと考えています。大きな命の流れとは、子々孫々に渡るものだからです。

親が一番喜ぶのは、子の幸せ。先祖は子孫の幸せを願う

親の立場になってみるとつくづく感じます。自分の子供が笑顔で楽しそうにしているのが何よりうれしいと。あなたはどうでしょうか?

ご先祖様も一緒だと思いたいのです。子孫が幸せでいるのがうれしいのだと。

ご先祖様がこのように思ってくれるのだと信じるならば、自分の家族を大切にしていく、幸せにしていくことが何よりの先祖供養ということになります。

ご先祖様は、子孫が幸せに暮らしている姿を見て、自分がこの世に生きた甲斐があったと実感できるのではないかと思うのです。

先祖供養は、大きな命の流れの中で致しましょう

親から受けた恩は大きいです。それを子供が親に直接返すことは難しい。不可能です。こう考えるならば、親から受けた恩は、自分の家族、子供・孫の幸せのためにと行動することで返していきましょう。

これでいいのだとある意味割り切って!

そして私が家族、子供・孫にしたことは、これらの人々が受けた恩となり、またこれらの人々の家族、子供・孫の幸せのためにする行動によって返されるのです。

これがずーーーっと続いていく。大きな命の流れの中で!!

お墓参りできなくても、家に仏壇がなくても、家で家族一緒にご先祖様のために手を合わせてみてください

お彼岸期間は、一度でいいですからご家族一緒にご先祖様を思い、手を合わせてみてください。

その時、

1,ご先祖さまから受けた恩はとても大きく、直接返すことは不可能と感じ、

2,今の自分の家族を大切にしていくことで、

3,大きな命の流れの中で、受けた恩を少しずつ返していくと誓う。

このように念じながら、手を合わせてみてください。

お墓や仏壇の前でなくても、料理が並べてあるテーブルを囲んででもいいのです。お彼岸期間には、どうぞ先祖供養のためにご家族で手を合わせてみてください。

お彼岸期間は、家族みんなで先祖供養を致しましょう

いろいろ書きましたが、あなたのやれる先祖供養を無理せず行ってください。せっかく死者と私たちの世界が交流しているのです。お墓参りに行ける方は、お参りに行く。菩提寺の法要に参加するのもいいでしょう。坊主にお経をあげてもらい、お話を聞くのもいいでしょう。

どれも先祖供養を通して、大きな命の流れを実感していく素晴らしいものです。ご家族みんなでこの実感を共有していただけたらと願っています。

当教会でも先祖供養のお経を承っております。ご気軽にご相談ください。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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