生まれ変わり

閻魔大王という宗教的な存在がいます。故人の生前の行いを裁き、次の生をどこにするかを決める権能があると言われています。生前の善悪を余すところなく全て見て判断を下すのだと。この方の前では、隠し事は一切できないのです。とても、怖い存在ですね。

さて、この閻魔大王。死後、四十九日に登場します。わずか49日です!

通常、弔いは四十九日忌の時、お墓に遺骨を納めます。故人は、自分が使っていた体からも執着をなくすのです。

私は、このようなことから人の魂は49日で次の生に生まれ変わると信じています。この日を境に、どこかは分かりませんが、新しい命としてその世界の親に当たるものと縁を持つのだと。人でいうとお母さんのお腹の中に宿った状態と考えています。日本かもしれません。外国かもしれません。地球以外かもしれません。次元の違う世界かもしれません。人ではないかもしれません。でも49日にどこかの世界で新しい生を始めたのだと信じます。

胎児がお母さんのお腹から出てくるのにかかる期間を「十月十日」といいます。十か月くらいです。四十九日を足すと約一年。

亡くなってから四十九日の間にすっかりと生前のことを清算し、閻魔大王により次の生へと導かれる。

そして十月十日かけて、ちょうど亡くなってから1年後、一周忌の時、産声を上げて、本当の生を始める。

このように信じています。

こう考えると、妊婦さんを見れば、自分の恩ある人が新しい命を宿した姿と見ることもできます。そしてこの命が幸せであれと願うこともできます。なんとも優しい世界です。

難しいことでしょうが、弔いをすることでこのような優しい世界をあらわすことも出来ると私は思っています。本当に難しいですが…。

死者の弔いはとても意義のあることだと考えています。ご縁のある方はどうぞこれからも弔い(供養)を続けていただければと願うものです。

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