宗派などがちがっていても仏教であれば、仏教として何か共通点があるはずです。
それはなにか?
三宝印(四宝印)といわれる教えだとされています。
1.諸行無常
2.諸法無我
3.涅槃寂静
4.(一切皆苦)
です。
1.世の中は常に動き変化してとどまることがない
2.それ故、私たち人間もこの流れの中、常に立場・役割を変えていくことなる
3.この事実を受け入れなさい。そうすれば、くよくよ悩むことはなくなるから。
4.(「世の中が常に動くこと。その中で生きる私たちは絶対的・普遍的な我などない。」という事実は残念ながら、この世の現実なのです)
例えるならば、海に浮かんで、波の流れに逆らわないようにするといったことでしょうか?
なんだか消極的に思えるかもしれません。でも自分のいる環境を大切にしなさいと言っているのではないでしょうか?他人の芝生をうらやむのではなく、自分のものを大切にと。
この根本的な教えの上に仏教の様々な教えが説かれているのだと考えています。