当教会の本堂には、1メートルほどの大きさの鬼子母神様がお祀りされています。
鬼子母神様は、安産・子宝のご利益があると信仰されることが多いようです。
しかし当教会の宗派では、ご祈祷の神様とされています。
ご祈祷というのは、心の悪を祓い、善心を涵養することです。だからでしょうか?物事の節目節目に行うことが多いと思います。
鬼子母神様は、まだ神となる前、ご自分の子供の好物、これが厄介なことに人間の子供だったのですが、子供を溺愛する気持ちから、夜な夜な攫うという悪行を働いていたのです。
この悪行をお釈迦様に諭され、戒められ、改心したことで神様になったのです。
そして、自分と同じように過去を改心して、これからをしっかり生きていこうとする人を守護する神になると誓ったのです。
こういうことから、当教会では、鬼子母神様をご祈祷の神様としてお祀りしています。
年が明けた
卒入学などで環境が変わった
就職した
結婚した
子が生まれた
などなど…。
どれも人生のターニングポイントです。
自分の今までを省みて、より良くなろうと誓うために、ご祈祷を利用するのもいいのではないでしょうか。人は生きている限り、否、永遠の命を信じる限り、個人において、いつでも過去をリセットして再出発していいのですから!!
そのための下地として、お題目を唱えて、仏さまの永遠の命と共に自分はあるのだという信仰を持っていただきたいと、当教会は活動しています。
ご気軽にご利用ください。