「あー、駄目なんだ」

ちょっと思い出したことを。

昔、点滅している歩行者信号を急いで渡った時、

タイトルの言葉を

近くにいた小さなお子さんがお母さんに言っているのが聞こえたのです。

子供は純粋です。

きっと交通ルールを覚えたばかりだったのでしょう。

ルールは守らないと!!、と純粋な気持ちだったのでしょう。

この時以来、

どんなに急いでいても

小さなお子さんがいる時は

このように言われないようにしています。

ただ

この純粋さも

年齢を重ねると

???

となっていくのも事実です。

良いことも

悪いことも

いろいろあることを知っていきますから。

その時、

ただ純粋でいることは

おそらく難しくなります。

だから

法華経には

純粋でいるだけではなく、

心を柔軟に!と説きます。

柔和質直なる者は、即ち、皆、我が身ここにあって法を説くと見る 

法華経如来壽量品第十六

私たちは生きている間に

良いこと、悪いこと

いろいろと経験します。

そして

その経験に

いろいろな感情を載せ、記憶していくものです。

良い感情を持った経験は、良いものに。

反対も然り。

これが普通です。

でも法華経では、

まず感情を働かせる前に

心を柔軟にして

体験を振り返ってみたらどうかといいます。

そうすると、

何かしらあなたを益する教え・教訓として

その体験に価値を見出せるからと。

反面教師という言葉もあります。

嫌な体験でも

心を柔軟にしてみていけば、

自分を高めるための教えになるのだ。

こう法華経は教えています。

純粋だけでなく、柔軟に!

このようになっていきたいものです。

・・・まだまだまだまだ…、

とってもゴールは遠いですが(苦笑)

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