私自身は、もう何十年も絵の具で絵を描くことをしていませんが…。
小中学生ころには、よく絵の具を使って絵を描く授業があるようです。
すると、
絵の具の色を変える時、
水で前の色を洗い流します。
透明だった水は、
この洗い流しの回数が増えるごとに
濁ってきて、
黒くなります。
もう洗い流したそれぞれの色が何だったか分からないほどに。
この黒くなった水、
私はこの世と似ているなと思うのです。
それぞれ個性のある人間が
この世に生まれ生きる。
もともと透明な水のような無色な世界に
個性という色が溶けていく。
そして透明性は失われると。
違うところは、
個性という色は
自分で変わっていける事。
絵の具の色はこうはいきません。
赤色は、赤色のまま青くは決してなれません。
個性という色は、赤にも青にも、紫にもなれます。
自分次第で!!
だから私たちの変化次第で、
濁った水のようなこの世も変わっていくのでしょう。
可能性として!!
私たちはいつでも自分次第で変われる!!
こういう可能性だけは忘れてはいけない。
こうお題目の教えは私たちに伝えてくれています。
・・・ただ、
言うは易く行うは難し
であることは否めませんが…。
ゆっくり、少しずつ、少しずつ進んでいきたいものです。