天国とか地獄という世界のこと。
私たちの死後にあるとされるこれらの世界。
これらに行くには、
生前の行いが重要だといいます。
良いことをしたのなら、
または
信仰を貫いたなら、
天国へ。
反対なら地獄へ。
このように説かれていると思います。
すると…、
天国は良い人ばかり、
地獄は反対の人ばかり、
となるのでしょうか?
…なるのでしょうね…。
対して、
私たちが生きているこの世。
良いことをする人も
反対の人も
等しく生きていられる世界です。
こういう世界であるという前提の下、
良く生きる人が増えれば、
良くなるのだと
教えているのが仏教だと思っています。
仏教は今の生にスポットを当て、
死後の世界を「無記(=あなたの心が安らぐなら、どう思ってもご勝手に)」としたのです。
善悪共にある、今を生きる私たちに
慈悲の御心で接してくださっているのです。
この御心に適う自分になりたいとは思うのですが…、
なかなか…。