仏教の共通の教え(考え方)として伝わっているのが、
三宝印といわれる教えです。
三宝印とは、
諸行無常(しょぎょうむじょう)
諸法無我(しょほうむが)
涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)
の三つの教えのこと。
簡単に意味を述べると、上から、
諸行無常・・・ 時間は絶えず移り変わってやまない
諸法無我・・・ 諸行無常の中に生きている我々も絶えず変わっていて、不変の実態を持たない
涅槃寂静・・・ 上の二つ(諸行無常・諸法無我)の教えを受け入れるならば、何物にも動ずることなく、心穏やかに生きていけるようになる
要するに、
この世は絶えず変化しているのだ!だから変化することを嫌がらず受け入れろ。そうすれば心穏やかに生きていける。
こういう教えだと考えています。
世の中が絶えず変化しているというのは、最近の日本を取り巻く世界情勢を見ても分かります。
自分が今のままの自分でいられないのは、誰でもわかっていること。
変化の世界で、一緒に絶えず変化していく自分を受け入れろ。
こういう事なのでしょう。
三宝印の教えを知って、皆様が少しでも心穏やかに過ごせますように(合掌)