死生観

一元論を唱える法華経・お題目の教えでは、

人はこの世から離れることはありません。

この世に誕生し、

生き、

死んで、

また生まれ変わる。

この繰り返しを

この世がご本佛の示した本当の姿になるまで続きます。

だから

私たちがお世話になった

亡き父母・祖父母、京大・姉妹、叔父伯母などなど、

みな、死後にはこの世のどこかに生まれ変わっているとします。

生まれ変わった直後は、赤子のようにか弱いものでしょう。

私たちが外を歩いていて、見る小さな子供、若い人々は

もしかしたら恩ある先人の生まれ変わった姿かもしれません。

このように信じるならば、

私たちが行うべき恩返しとは、

未来がより良くなるように過ごすこと、となるでしょう。

恩ある方々は、この世にか弱きものとして生まれ変わっている。それならば、か弱きものが生きやすい世界を目指すことが、イコールで恩返し(供養)となるとかんがえられますから。

そして、ではか弱き者たちが生きやすい世界にするにはどうするのがいいのか?と考えたいのです。

当教会では、個々人が自分の周り、縁ある人々と睦まじい関係を築くように努めることと考えています。

大きな、自分の力以上のことをやろうとするのではなく、無理せず、出来る範囲でいいから、このような関係を築いていこうとする。これでいいと考えています。

そしてこの関係が大切なのだと、親から子、子から孫へと子々孫々まで伝えていけば、とても大きな力となっていくと思うのです。

また私たちもいずれ死に、またこの世に生まれ変わります。その時、この世が戦争などに巻き込まれていたら大変です。良い状態のこの世に生まれ変わりたいものです。

自分たちの魂の為にも、より良いこの世にしていく努力はしていきたいものですね。

以上は、あくまで法華経・お題目の信仰のよりたどり着いた私の死生観です。

この死生観を共有して、妙心教会はご供養などをさせていただこうとおもっているのです。有縁の方々、しっかりご共有くださいませ。

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