姿かたちから

そのものが、どういった特徴を持っているかが分かります。

仏像もこのように見ていくといいと思うのです。

例えば、当教会に安置されている鬼子母神様。

鬼のような形相をした、怖そうなお像です。

過去に大変な悪事をしていた鬼子母神様。

お釈迦様の教化に伏され、

自分の非を知り、

反省をして、そのままの姿で神になったのです。

だから鬼の姿のまま。

でも外面は怖そうでも、

内面は反省を済ませた立派な神様。

これは悪いことをしていた自分を忘れないようにとの覚悟の現れです。

きっと被害者たちからは疎まれていることでしょう。

簡単に信用されることはないでしょう。

自分の悪事をなかったことにせず、

周りからの厳しい目にさらされることを承知で

この姿のまま、

自分は罪を反省していくのだという

覚悟の姿。

これが鬼子母神様なのです。

真に反省するとは、

この鬼子母神様のようにすることなのでしょう。

こう思うのです。

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