妙とは不可思議になづく
といったのは、中国の天台宗の開祖・天台大師でした。
この不可思議、
私のような善悪一方の立場からしか見れない凡夫からすると
本当に納得しずらいのです。
法華経の教えでは、
この世のすべては
相対立するものが矛盾しつつ一体だと考えます。
例えば、善と悪
優と劣
美と醜
などなど
こういう相対立するものが
一つに収まっているのです。
なのに自分に都合のいい方ばかりを見てしまい、
もう一方は見ない。
これが私のような凡夫のあり様。
視野が狭いのです。
これを改め、
ものごとには、たくさんの面があり、不可思議なものだ
それでいいのだと思え。
これが
妙は不可思議になづく
という言葉の意味だと理解しています。
もっと視野広く、
多面的に物事を見よ
ということなのですね。
これはとても難しいですが、
できたら、きっと素晴らしいことだと思うのです。
すこしでもこのように見れるようになりたいものです。