お布施

現代では、お寺の主たる収入源。

普通の方は、いろいろと思うところもあるようです。

もともとは、

六波羅蜜(ろくはらみつ)という

菩薩様方の修行の徳目の一つ。

施しをしよう

というものです。

…これが難しい。

当教会でも

お布施はいくら?と聞かれることがあります。

「お気持ちで」と答えると、

それでは分からない。いくらなんだと詰め寄られたりしたことも。

…でも…、本当にこちらからは言えないと思っています。

こんな対応を続けていると、

諦めて、ご自分なりに決めて下さいます。

…私は頑固なのでしょう。

布施は施しであり、

自分でできる範囲で、

過不足なく

されるものです。

商品を購入するのとは違います。

商品は、作ったり、運んだりとコストが発生し、値段が決まります。

布施は、こういうものではなく、

施し。

自分のできる範囲で、過不足なく、自分で決めて行うものです。

両者は全く違う考え方です。

ですから、ご自分の生活を鑑み、

出来る範囲で、

得したなとおもうでもなく、

高すぎると文句が出るでもなく、

ご自分で過不足なく決めて行うものです。

布施という修行は、自分で自分に正直になる必要があるのです。

こう考えないと布施・施しの修行にはなりません。

こう思っています。

有縁の方々、布施について金額のお問い合わせはせず、自分に正直になって考えるようにしてください。当教会はこのような考えの下、皆様の出した答えに文句を言うことはありませんから!

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