五百弟子受記品第八

而も富楼那(ふるな)は斯の方便を以て無量百千の衆生を饒益し、又、無量阿僧祇の人を化して阿耨多羅三藐三菩提を立てしむ。仏土を浄めんが為の故に、常に仏事を作し、衆生を教化しき。

諸の比丘、富楼那は亦(また)七仏(しちぶつ)の説法人の中に於て第一なることを得、今、我が所の説法人の中に於ても亦第一なることを為(なさん)。賢劫(げんこう)の中、当来(とうらい)の諸仏の説法人の中に於ても亦復(またまた)第一にして、皆、仏法を護持し助宣せん。亦、未来に於ても、無量無辺の諸仏の法を護持し助宣し、無量の衆生を教化し饒益して、阿耨多羅三藐三菩提を立てしめん。仏土を浄めんが為の故に、常に勤め精進し衆生を教化せん。

漸々(ぜんぜん)に菩薩の道を具足して、無量阿僧祇劫を過ぎて、当に此の土に於て阿耨多羅三藐三菩提を得べし。号(な)を法明(ほうみょう)如来・応供・正徧知・明行足・善逝・世間解・無上士・調御丈夫・天人師・仏・世尊といわん。