又、諸仏の身相(しんそう)金色(こんじき)にして無量の光を放(はな)って一切を照し、梵音声(ぼんのんじょう)を以て諸法を演説し、仏、四衆の為に無上の法を説きたもう身を見るに、中に処(しょ)して合掌して仏を讃(さん)じ、法を聞き歓喜して供養を為し、陀羅尼を得、不退智(ふたいち)を証(しょう)す。仏、其の心、深く仏道に入れりと知しめして、即ち為に最正覚(さいしょうがく)を成ずることを授記(じゅき)して、汝、善男子(ぜんなんし)、当に来世に於て無量智の仏の大道を得て、国土厳浄(こくどごんじょう)にして広大なること比(ひるい)なく、亦、四衆あり、合掌して法を聴くべしとのたもうを見ん。
又、自身、山林(せんりん)の中に在って善法(ぜんぽう)を修習(しゅしゅう)し、諸の実相を証し、深く禅定に入って、十方の仏を見たてまつるを見ん。
諸仏の身、金色にして百福(ひゃくふく)の相(そう)荘厳(しょうごん)したもう。法を聞いて人の為に説く。常に是の好(よ)き夢あらん。又、夢(ゆめ)むらく国王と作(な)って、宮殿(くでん)・眷属及び上妙(じょうみょう)の五欲を捨てて道場に行詣(ぎょうけい)し、菩提樹下(ぼだいじゅげ)にあって師子座に処し、道を求むること七日を過ぎて諸仏の智を得、無上道を成じ已り、起って法輪を転じ四衆の為に法を説くこと千万億劫を経(へ)、無漏の妙法を説き無量の衆生を度(ど)して後に当に涅槃に入ること、煙(けむり)尽(つ)きて燈(ともしび)の滅(き)ゆるがごとし。 若し後の悪世の中に是の第一の法を説かば、是の人、大利を得んこと、上の諸の功徳の如くならん。