亦復、五種不男(ごしゅふなん)の人(ひと)に近(ちが)づいて以(もっ)て親厚(しんこう)を為(な)さざれ。
独(ひとり)、佗の家に入らざれ。若し因縁(いんねん)あって、独、入ることを須(もち)いん時には但(ただ)一心(いっしん)に仏を念(ねん)ぜよ。
若し女人の為に法を説かんには、歯(は)を露(あら)わにして笑(え)まざれ、胸臆(きょうおく)を現(あら)わさざれ。乃至(ないし)法の為にも猶(な)お親厚せざれ。況(いわ)んや復(また)余(よ)の事(じ)をや。
楽(ねが)って年小(ねんしょう)の弟子(でし)・沙弥(しゃみ)・小児(しょうじ)を畜(たくわ)えざれ。亦、与(とも)に師(し)を同(おな)じうすることを楽(ねが)わざれ。常(つね)に坐禅(ざぜん)を好(この)んで閑(しず)かなる処に在って其(そ)の心を修摂(しゅしょう)せよ。文殊師利、是れを初(はじめ)の親近処(しんごんしょ)と名づく。