序品第一

次に復、仏有(いま)す。亦、日月灯明と名く。次に復、仏有す。亦日月灯明と名く。是の如く二万仏、皆、同く一字にして日月灯明と号く。又、同く一姓(いっしょう)にして頗羅墮(はらだ)を姓とせり。

弥勒当に知るべし。初仏・後仏、皆、同く一字にして日月灯明と名け、十号具足したまえり。説きたもう所の法、初・中・後善なり。

其の最後の仏、未だ出家したまわざりし時、八王子を有(もうけ)り。一を有意(うい)と名け、二を善意と名け、三を無量意と名け、四を宝意と名け、五を増意と名け、六を除疑意(じょぎい)と名け、七を響意(こうい)と名け、八を法意と名く。是の八王子、威徳自在にして各(おのおの)四天下(してんげ)を領(りょう)す。