序品第一

その時に弥勒菩薩、自ら疑いを決せんと欲し、又、四衆の比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷、及び諸の天・龍・鬼神等の衆会(しゅうえ)の心を観じて、文殊師利に問うて言わく、

何(なん)の因縁を以て此の瑞・神通の相有り、大光明を放ち、東方万八千の土を照したもうに、悉く彼の仏の国界の荘厳(しょうごん)を見る。是(ここ)に弥勒菩薩、重ねて此の義を宣べんと欲して、偈(げ)を以て問うて曰く