是の諸の大威徳(だいいとく)、精進(しょうじん)の菩薩衆は、誰(だれ)か其の為(ため)に法を説き、教化(きょうけ)して成就(じょうじゅ)せる。誰に従(したが)って初(はじ)めて発心(ほっしん)し、何れの仏法を称揚(しょうよう)し、誰(いづれ)の経を受持し行(ぎょう)じ、何(いづ)れの仏道を修習(しゅしゅう)せる。
是の如き諸の菩薩、神通大智力あり。四方の地、震裂(しんれつ)して皆(みな)中(なか)より涌出(ゆじゅつ)せり。世尊、我、昔より来(このかた)、未だ曽て是の事を見ず。願わくは其の所従(しょじゅう)の国土の名号(みょうごう)を説きたまえ。我、常に諸国に遊べども、未だ曽て是の事を見ず。我、此の衆の中に於て乃し一人をも識(し)らず。忽然(こつねん)に地より出でたり。願わくは其の因縁を説きたまえ。
今、此の大会の無量百千億なる是の諸の菩薩等、皆、此の事を知らんと欲す。是の諸の菩薩衆の本末(ほんまつ)の因縁有るべし。無量徳の世尊、唯(ただ)願わくは衆の疑を決したまえ。