授記品第六

爾の時に世尊、重ねて此の義を宣べんと欲して、偈を説いて言わく

諸の比丘衆、今、汝等(なんじら)に告(つ)ぐ。皆、当に一心に我が所説を聴くべし。

我が大弟子・須菩提は当に作仏することを得べし。号(な)を名相(みょうそう)といわん。 当に無数万億(むしゅまんのく)の諸仏を供(くよう)し、仏の所行(しょぎょう)に隨(したが)って漸(ようや)く大道(だいどう)を具(ぐ)すべし。

最後身に三十二相(さんじゅうにそう)を得て、端正姝妙(たんじょうしゅみょう)なること、猶(な)お宝山(ほうせん)の如くならん。

其の仏の国土、厳浄(ごんじょう)第一にして、衆生の見る者、愛楽(あいぎょう)せざることなけん。