爾の時に世尊、重ねて此の義を宣(の)べんと欲して、偈を説いて言わく
諸の比丘衆、皆、一心に聴け。我が所説の如きは真実にして異ること無し。
是の迦旃延(かせんねん)は、当に種々の妙好(みょうこう)の供具を以て諸仏を供養すべし。
諸仏の滅後に七宝の塔を起(た)て、亦(また)華(け)・香(こう)を以て舎利(しゃり)を供養せん。
其の最後身に仏の智慧を得て等正覚(とうしょうがく)を成(じょう)じ、国土清浄(こくどしょうじょう)にして無量万億(むりょうまんのく)の衆生を度脱し、皆、十方に供養せらるることを為(なさ)ん。
仏の光明は能(よ)く勝(まさ)れる者なけん。其の仏の号(な)を閻浮金光(えんぶこんこう)といわん。菩薩声聞の一切の有を断ぜる(もの)、無量無数(むりょうむしゅ)にして其の国を荘厳せん。