爾の時に世尊、重ねて此の義を宣べんと欲して、偈を説いて言わく
諸の比丘(びく)に告(つ)ぐ。我、仏眼(ぶつげん)を以て是の迦葉を見るに、未来世に於て無数劫(むしゅこう)を過ぎて当に作仏することを得(う)べし。而(しか)も来世に於て三百万億の諸仏世尊を供養し奉覲(ぶごん)して、仏の智慧の為(ため)に浄(きよ)く梵行(ぼんぎょう)を修(しゅ)せん。最上(さいじょう)の二足尊(にそくそん)を供養し已って、一切の無上の慧(え)を修習(しゅしゅう)し、最後身に於て仏に成為(な)ることを得ん。
其の土清浄にして瑠璃を地と為(な)し、諸の宝樹(ほうじゅ)多くして道の側(ほとり)に行列(ぎょうれつ)し、金縄(こんじょう)道(みち)を界(さか)いて、見る者、歓喜(かんぎ)せん。