授記品第六

常に好香(こうこう)を出(いだ)し、衆(たしゅるい)の名華(みょうけ)を散じて種々の奇妙なるを以て荘厳と為し、其の地、平正(びょうじょう)にして丘坑(くきょう)有ることなけん。

諸の菩薩衆、称計(しょうけい)すべからず。其の心、調柔(ちょうなん)にして大神通に逮(およ)び、諸仏の大乗経典を奉持(ぶじ)せん。諸の声聞衆の無漏(むろ)の後身(ごしん)、法王(ほうおう)の子(みこ)なる、亦、計るべからず。乃(すなわ)ち天眼(てんげん)を以ても数え知ること能(あた)わじ。

其の仏は当(まさ)に寿(じゅ)、十二小劫なるべし。正法、世に住すること二十小劫。像法、亦、住すること二十小劫ならん。光明世尊、其の事、是の如し。