法師品第十

若し此の経を説かん時、人あって悪口(あっく)し罵(ののし)り、刀杖(とうじょう)・瓦石(がしゃく)を加(くわ)うとも仏を念ずるが故に忍ぶべし。

我、千万億の土に浄堅固(じょうけんご)の身を現じて、無量億劫に於て衆生の為に法を説く。

若し我(わが)滅度の後に能く此の経を説かん者には、我、化の四衆、比丘・比丘尼及び清信士女(しょうじんじにょ)を遣(つか)わして法師(ほっし)を供養せしめ 諸の衆生を引導(いんどう)して之を集めて法を聴かしめん。

若し人、悪刀杖(あくとうじょう)及び瓦石を加えんと欲せば、則ち変化(へんげ)の人を遣わして之が為に衛護(えご)と作(な)さん。