人あって仏道を求めて、一劫の中に於て合掌し我が前にあって無数の偈を以て讃(ほ)めん。是の讃仏(さんぶつ)に由(よ)るが故に無量の功徳を得ん。
持経者(じきょうしゃ)を歎美(たんび)せんは其の福、復(また)彼れに過ぎん。
八十億劫に於て最妙(さいみょう)の色・声(しょう)及与(および)香・味(み)・触(そく)を以て持経者に供養せよ。
是の如く供養し已(おわ)って若し須臾も聞くことを得ば則ち自ら欣慶(ごんきょう)すべし。我、今(いま)大利(だいり)を獲(え)つと。
薬王、今(いま)汝に告(つ)ぐ。我が所説の諸経、而(しか)も此の経の中に於て法華(ほっけ)最(もっと)も第一なり。