無量義経十功徳品第三

その時に仏、大荘厳菩薩摩訶薩、及び八万の菩薩摩訶薩に告(つ)げて言(のたま)わく、

汝等(なんだち)、当にこの経において深く敬心(きょうしん)を起こし、法の如く修行し、広く一切を化(け)して、心に勤めて流布すべし。常に慇懃(おんごん)に昼夜守護して、諸の衆生をして、各(おのおの)法利を獲(え)せしむべし。

汝等、真に是、大慈大悲なり。以て神通(じんづう)の願力を立てて、この経を守護して疑滞(ぎたい)せしむることなかれ。

汝、その時において必ず広く閻浮提に行ぜしめ、一切衆生をして見聞し読誦し書写し供養することを得せしめよ。是を以ての故に、亦、疾く汝等をして、速やかに阿耨多羅三藐三菩提を得せしめん。