善男子、第二にこの経の不可思議の功徳力とは、
もし衆生あって、この経を聞くことを得ん者、もしは一転、もしは一偈(いちげ)、乃至(ないし)、一句もせば、則ちよく百千億(ひゃくせんのく)の義を通達して、無量数劫(むりょうしゅこう)にも受持する法を演説しつくすこと能(あた)わじ。
故はいかん。それこの法は、義、無量なるを以ての故に。
善男子、この経は譬えば一の種子より百千万を生じ、百千万の中より一々に復百千万数(ひゃくせんまんしゅ)を生じ、是の如く展転(てんでん)して、乃至、無量なるがごとく、この経典も亦復是の如し。一法より百千の義を生じ、百千の義の中より、一々に復百千万数を生じ、是の如く展転して、乃至、無量無辺の義あり。この故にこの経を無量義と名づく。
善男子、是をこの経の第二の功徳不思議の力と名づく。