ここに衆中の三万二千の菩薩摩訶薩は無量義三昧を得、三万四千の菩薩摩訶薩は無数無量の陀羅尼門を得、よく一切三世の諸仏の不退の法輪を転ず。
そのもろもろの比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷・天・竜・夜叉・乾闥婆(けんだつば)・阿修羅・迦楼羅(かるら)・緊那羅(きんなら)・摩睺羅伽(まごらか)・大転輪王・小転輪王・銀輪・鉄輪・諸輪の王・国王・王子・国臣・国士・国女・国大長者及び諸の眷属百千衆とともに仏如来のこの経を説きたもうを聞きたてまつる時、或いは煖法(なんぽう)・頂法・世間第一法・須陀洹果・斯陀含果・阿那含果・阿羅漢果・辟支仏果を得、又、菩薩の無生法忍(むしょうぼうにん)を得、又、一陀羅尼を得、又、二陀羅尼を得、又、三陀羅尼を得、又、四陀羅尼・五・六・七・八・九・十陀羅尼を得、又、百千万億陀羅尼を得、又、無量無数、恒河沙、阿僧祇の陀羅尼を得て、皆、よく随順して、不退転の法輪を転ず。無量の衆生は、阿耨多羅三藐三菩提の心を発しき。