若し人と為ることを得ては、聾(きょう)・盲(もう)・瘖唖(おんな)にして、貧窮諸(衰びんぐうしょすい)以て自ら荘厳(しょうごん)し、水腫(すいしゅう)・乾痟(かんそ)・ 疥癩(けらい)・癰疽(おうそ)、是の如き等の病、以て衣服と為(せ)ん。身、常に臭(くさ)きに処して垢穢不浄(くえふじょう)に、深く我見に著して瞋恚(しんに)を増益し、婬欲熾盛(いんよくしじょう)にして禽獣(きんじゅう)を択(えら)ばじ。斯の経を謗ずるが故に罪を獲ること是の如し。
舎利弗に告ぐ。斯の経を謗ぜん者、若し其の罪を説かんに劫を窮(きわ)むとも尽きじ。是の因縁を以て、我、故に汝に語る。無智の人の中にして此の経を説くことなかれ。