その時の気分・気持ちによって違ってくる

お経を読む

これが私の仕事であります。ですが・・・、うまく読めたと思うとき、そうでない時が明確にあります。そしてがっかりしたり、今日は良かったなと感じたりするのです。

同じ経文なのに…、書かれている文字も内容も同じなのに…、なぜでしょう???

きっと私たちには感情や知能といったものがあるからなのでしょう。また生きて経験したことなどに影響されるからなのでしょう。

文字や映像などは、かわらないもの。

一方、私たちは変わり続けるもの。

変わり続けるものが、変わらないものに触れて、何かを思う。この思うことが文字などの変わらないものをその人独自の解釈へといざなうのではないかと思うのです。そして様々な解釈を加え、いろいろな感情が起こると。

良い感情ならばいいのですが…、そればかりではないというのが本当の所。

さて、観音様という菩薩様がいます。この方は恐れを抱いている人を恐れから解放する能力を持っているといいます。

どう解放するかというと、お名前によってわかります。観音様は観世音菩薩と正式には言います。世の音を観察するということです。周りの声を自分の感情を持たず、ありのままに聴くということでしょう。こうすると、相手の気持ちも理解でき、理解できたことにより不安や恐れから放れられるというのです。

観音様に導かれ、お経をお経そのままに読みたいものです。また現代はメールなど文字によるコミュニケーションが発達した時代です。こちらも気を付けていきたいものです。

それにしても、いろいろ難しい。このように思う今日この頃です。

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