厄年について

年が新しくなると、初詣をし、その際、厄年の厄祓いをされる方も多いのではないでしょうか?

でもこの厄年、考え方によって厄年の時が違ったりします。おおむねの共通項はあるのですが、微妙に違っていたりするのです。「え、ではどうかんがえたらいいの?」と思う方もいらっしゃることでしょう。でも悩むことなく、縁があったところの考えに従えばいいのです。

だって厄祓いは宗教的な儀式ですから、どれが正解というものではないのです。縁あったものを信じる。そして厄を祓ってもらう。こういう気持ちでいいのです。

当教会では、厄は前厄・本厄・後厄と三年続くと考えます。そして前厄は今までの運勢の最後。後厄はこれから始まる運勢の最初。本厄はこの二つの運勢の繋ぎ目とします。

例えるならば、体の関節のような場所。骨と骨のつなぎ目である関節はもっとも折れやすい場所。関節の可動の反対に力を加えると、すぐ傷めたり、ひどい時は折れてしまったりします。とても脆いところなのです。

私たちの人生にもこういう脆い時があるのだ。だから慢心は禁物だと説くのが厄年の教えでしょう。

厄年に当たるときは、自分は今の状況に慢心していないか?と省みるのがいいのです。そのためのきっかけとして、信じるお寺・神社などにお参りして、神仏の手を合わすのだと考えています。

当教会でも、厄払いのご祈祷を承ります。お参りいただき、一緒にお題目を何分~何十分唱えた後、ご祈祷をする流れです。

厄年の方は、自分を省みるきっかけにするため、厄払いのご祈祷をぜひお受けいただきたいものです。

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