霊、つづき

昨日は過度に過去のことにとらわれると

良くない

ということを書きました。

悪霊だと。

この悪霊。

今の自分に悪影響を与えるのはもちろん

未来にも影響します。

過去の出来事から

今の自分を正しく判断できなくなると、

未来も

この判断のもとで見るようになるわけです。

例えば

過去に打ちひしがれるような経験をし、

これが過度に影響していると、

今の自分に自信は持てなくなるでしょう。

過去の栄光も

過度に影響すれば、

今の自分に不満を覚えるようになる場面も多くなるでしょう。

そして

自分に自信がなければ

これから何かしよう!

という気持ちにはなれなくなるものです。

未来に向かって

希望のようなものを持つのが

困難となるものです。

過去の栄光に

過度に影響されていれば

未来を過信するようになるものです。

私が行うのだから!

私が行う判断はすべて正しい!

と過信し、

重大なミスを犯しかねません。

このように

悪霊は未来にも影響するのです。

霊を記憶といいましたが、

ある記憶に対する思い

といった方がいいかもしれません。

この思いが

一般的ではなく

度を越えてしまうと

悪いものになる

つまり

悪霊になるわけです。

そして

私たちの

今と

未来に

悪影響を及ぼすというわけです。

以上書いたことに

何か心当たりがあるようでしたら、

まずは

信頼できる人に

話を聞いてもらうことです。

カウンセラーなどの

聞くことのプロを頼るのもいいかもしれません。

じっくり聞いてもらうことで

記憶に対する思いを清算していくのです。

そして

行き過ぎた強い思いを

一般的な思いにしていくのです。

これが悪霊祓いというものだと思っています。

悪霊は一度で祓えるものではありません。

ゆっくり、ゆっくり

じょじょに、じょじょに

自分の強い思いに折り合いをつけていく必要がありますから。

このように

仏教は

どちらかに偏ることを

危険とみているのです。

だから中道を、と!

…すぐに偏ってしまうのですが…。

難しいものです…。

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