往く浄土を
法華経・お題目の教えでは
霊山浄土(りょうぜんじょうど)
と呼んでいます。
ここは、
法華経・お題目の教えで説かれる
本佛・お釈迦様が常住する世界です。
法華経・お題目の教えの信仰者はこの世界に往くことになる!
こう生死の問題に答えます。
ではこの霊山浄土ですが…、
どこにあるのでしょう?
死後にあるのでしょうか?
はたまた・・・???
さて…、
何度も書きますが、
私たちが今生きているこの世界こそ
本当の霊山浄土なのです。
この世界に
生まれ変わり、死にかわりしつつ、
存在するのが
私たち!
なぜこうも繰り返しこの世で生を受けるのかというと、
本来の霊山浄土に
戻すためです。
このように
法華経・お題目では
考えます。
この世が霊山浄土のはずないだろうっておもいませんか?
今も世界中で
紛争が起きていますし、
毎日、
ひどい事件が起きています。
このような世界がなぜ?霊山浄土?と。
でも例えを挙げて考えてみるならば、
どんな素晴らしい家だって、
使い方が雑ならば、
すぐに汚い家になってしまうのではないでしょうか?
また
汚い家だとしても、
心を入れ替えて、
奇麗に使うようにすれば、
元の素晴らしい家に戻るのではないでしょうか?
この例えと考え方は一緒なのだといいます。
だから
法華経・お題目の教えの信仰者は、
霊山浄土へ立ち返るようにと
生きることになります。
自分のできる範囲で、
無理せずに
このように生きることが求められます。
そして
このような人が増えれば、
本来、霊山浄土たるこの世の
大掃除が始まり、
然るべき姿に戻っていくのだと、
希望を持つことになります。
これが信仰者の希望・安心となるのでしょう。
また少しでも霊山浄土へと立ち返るように
努力して生涯を送ったならば、
その報いとして、
次の生は、今生より良い人生を送れるようになる。
これは死後の安心につながるはずです。
またご先祖様への報恩にも使える考え方です。
自分の努力によってこの世が少しでも霊山浄土に近づいたのならば、その世界に新しい生を受けるご先祖様は、良い人生を手にすることができると思うことができますから。
この世は本来、霊山浄土。
素晴らしい世界なのだ。
この本来の世界を目指していこう!
これが法華経・お題目の教えの信仰ではないかと
私は思っています。
有縁の方々、特にご参考ください。
最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。