皆様もきっと法事などに参列した時、
坊主の読経を聞いた経験があるでしょう。
どうでしょうか?
聞いていて、意味が分かりますか?
分からない方が多いでしょう。
否、
分からないのが普通だと思います。
なぜなら、
読経の時は音読ですから。
漢字には音読と訓読があります。
読経は音読。
それも
私たちが普通に使う
漢音でなく、呉音。
例えば
出という漢字。
これを普通に音読すると「しゅつ」でしょう。
でも読経では「すい」とよんだりします。
「しゅつ」が漢音。
「すい」が呉音。
どちらも音読。
聞いただけで意味が取れるはずはありません。
ただこの音読、特に読経で使う呉音での音読。
リズムがすごくいいのです。
だから音読するのだと考えています。
意味を知るためには訓読。
書き下しているお経もたくさんありますので、
こちらで意味を理解する。
儀式では、リズムの良い音読。
勉強には、訓読。
このように使い分ける必要があるのだと思っています。
当たり前ですが、お経の意味を知る・学ぶことはとても大切です。
おいおい、紹介できたらと思っています。