第三者という存在。
当事者でない存在がとても大切だと思うのです。
昔、
雨の日に
喧嘩をしている男性たちと出くわしたことがあります。
取っ組み合いのけんかになりそうだったので、
「どうしたのですか？」と声をかけてみたら、
「こいつがぶつかってきて、傘を壊された」
と一人がいい、
もう一人が
「狭いところを周りに配慮もせず大きな傘をさして堂々と歩いていたから避けられずにぶつかった」
といいます。
確かに傘は壊れていました。
そこで、壊された方の人に
「傘の弁償を求めているのですか？」
と聞くと、
「そうじゃない、ぶつかってきて傘が壊れたのだから、一言あっていいのではないかと思う」
との回答。
事件にすると、確かにぶつかって傘を壊した方に非があることになるでしょう。
ですから、
「こちらのお父さんは一言謝罪を求めているようですよ」
とぶつかった方に言うと、
「悪かったよ」
と謝罪をしてくれました。
すると、
相手も
「分かった」
と引き下がり、
事なきを得たのでした。
当事者同士では、引くに引けなくなることがあるでしょう。これでは問題は大きくなるばかりです。
でも、そこに両者の話を聞く第三者がいれば、
問題が解決する道も見えやすくなると思うのです。
だから
どちらにも与しない、
第三者という存在は
とても、とても大切だと思うのです。
このような立場で、貢献出来たら、良いですね…。