群れを作るものがいます。
集団でいる方が
生きながらえる可能性が
大きくなるのでしょう。
でも
その群れには
ボス
がいます。
なんでも自由にできる
ボス。
たった一人
君臨するボス。
大勢の配下は
なぜか?
このボスに逆らわない。
大勢で
ボスの好き勝手を
懲らしめることはしない。
面白いものです。
興味深いものです。
なぜなんだろう?と思うのです。
ボスは
好き勝手やっているのに、
どうして?
大勢はそれに従順なのか、と。
きっと
大勢の配下にも
何かしらの恩恵があるのでしょうね。
ボスは
巧みに
この恩恵を与え、
配下を従えているのでしょうね。
配下も
これでいいと
納得しているのでしょうね。
こう見ると
群れってとても歪に思います。
お釈迦様は
どんな身分の人も受け入れ、
一緒になって
修行をしたとか。
こうして集まったものを
僧伽(そうぎゃ)
といったのです。
サンガ
といった方が分かりやすいかもしれません。
目的を同じくした共同体
といった意味でしょうか。
このサンガの考えこそ、
本佛・お釈迦様が
この世の本当の姿と考えたもの。
こう思うのです。
そして
この世の存在は誰でも
サンガの一員なのでしょう。
よくこのことを念頭していきたいものです。