春・秋の彼岸
そして
お盆
これは私たち日本人が大切にしてきた
ご先祖様に感謝をささげる期間です。
今年も間もなく
その期間（17日～２３日）がやってきます。
この彼岸は
仏教の修業である
六波羅蜜と重ねて考えることができます。
中日（春分の日）を境に
前後三日が彼岸。
この前後三日は
合わせて６日なので
六波羅蜜と重なると考えられるわけです。
六波羅蜜とは
布施
持戒
忍辱
精進
禅定
智慧
の六つです。
一つ一つの徳目（修行内容）を
一日ずつ心がけることで
子孫である私たちが
功徳を積み
それを
ご先祖様に報恩感謝するのだと考えるのです。
だから
六波羅蜜って具体的に何かを知らなければ
始まりません。
でもかなり専門的になると思います。
そこで
自分を律し（厳しく）
他人に親切（優しく）
することだと
考えていただきたいと思います。
他人の境遇を羨むことをやめ
自分の境遇でできることをきっちりする。
そして
困っているように見える他人がいたら
親切に接するようにする。
これが六波羅蜜の肝だと思っています。
彼岸中は
このようなことを
心がけていくと
大変な功徳となり、
ご先祖様への報恩になることでしょう。
もうすぐ彼岸。
一昨年亡くなった母の為、
私も以上のように心がけて
過ごしていこうと思います。
…無事できるといいのですが（苦笑）