今日タイトルとしたのは、当教会が信奉する法華経の中にある経文です。
方便品という章にある十如是といわれる部分です。
この世には様々な存在がいます。
生い立ちから
能力
姿かたち
友達
家族
所属している環境
などなど。
本当に皆別々な個性です。
しかし法華経では
このような個性的な存在は
究極的に俯瞰するならば、
大きなものの部分だととらえていくべきと教えます。
どういうことか？
例えるならば
私たちの体。
体には
部分として
頭や手、お腹、足などがあります。
それぞれ役割が違います。
役割は違いますが、
どれも体の一部です。
全体としてみるならば
これらの活動・役割も
体の活動なのです。
体が動いているで説明できてしまいます。
同じように
私たちはそれぞれ個性的です。
でもこの個性は
全体の一部。
きっとこの全体とは
生命とか
存在とかの
抽象化された
永遠に活動し続けるなにかなのだと思っています。
こういった全体の活動の一部を各個性は担っているのです。
また
この個性的な私たちは
全体の活動を維持するために
新陳代謝するものと考えています。
私たちは
全体の中に
生まれ、
それぞれ個性的な役割をもって全体の活動を維持しながら生き、
あたらな個性を誕生させ、育てて、
何時とはわかりませんが去っていくのだと。
本末究竟等とは、
生まれも育ちも環境も
様々に違う個性だけど、
究極を言うならば、
全体なのだと教えているのだと
私は受け取っています。
この全体にあたるものは
私たちの拠り所です。
大切に
永遠に続いていくように
生きていきたいものです。
その恩恵に感謝しながら！
お彼岸中です。
ご先祖様をご供養していきましょう！！